MCA同報無線システム | 西菱電機株式会社

MCA同報無線システム
信頼性と機能性を両立したシステムが、豊かなコミュニティを実現

Overview

システムの概要

信頼性と機能性を両立したシステムです。

MCAとは(一財)移動無線センターが管理運営する800MHz帯デジタルMCA無線を活用した、災害に強い無線システムです。

Features

システムの特長

安価に導入が可能

(ー財)移動無線センターが運営する無線システムを利用するため、利用者による中継局の構築が不要です。また、各設備は汎用品を中心に構築され、従来の60MHz帯防災行政無線と比較して安価に構築できます。

維持管理の負担を軽減

無線従事者の配置や法定点検が免除されるほか、包括免許となるため免許申請の手続きも簡単です。無線局は全て陸上移動局となり、電波利用料も大幅に軽減されます。

移動系との融合運用が可能

同報系として親局〜子局間の通信はもちろん、子局〜子局間や子局~移動局間といった移動系の通信も可能です。1システムで同報系+移動系が運用できる、防災行政無線では不可能だったシステム構築が可能です。

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System Image

システムイメージ

MCA同報無線システムではJアラートを含めて、操作卓からワンオペレーションで制御します。また、携帯回線(IP)との多重化や地域振興波を用いることで、戸別受信機を導入することも可能です。その他の情報伝達は、防災情報配信システムを用いて、防災アプリ、自治体ホームページや登録制メール、SNS等へも一斉に展開。情報配信を多様化させます。

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Case

納入事例のご紹介

兵庫県伊丹市

伊丹市では、2方向から中継局の電波を受信でき、市内全域がMCA無線のサービスエリアであること、阪神淡路大震災など過去の大規模災害時にも安定稼働した実績があったこと、さらには、万一、市役所が機能停止に陥ったとしても移動局間の通信が確保できることからMCA同報無線システムをご採用いただきました。
市内に屋外拡声子局を28ヶ所設置し、市全域に重要情報を伝達しており、災害発生時には、屋外拡声子局からの放送だけでなく、緊急告知FMラジオ(FMいたみ)やIP告知システムからも緊急情報を放送しています。
また、行政機関、教育施設、共同利用施設にはMCA無線機(半固定局、携帯局)を設置し、緊急時、固定電話や携帯電話が使用できない状況でも、危機管理室を中心に無線機設置箇所同士で通信することが可能です。