導入事例
池辺運送株式会社 様
業種:運送業
導入機器:IP無線機 SoftBank A201SJ
音質の向上と高精度な位置情報サービスの利便性を実感。
レンタル契約で安価に導入、コスト管理も簡単に、
企業間通信サービスの活用で協力会社との連携も強化。
音質の向上と高精度な位置情報サービスの利便性を実感。レンタル契約で安価に導入、コスト管理も簡単に、企業間通信サービスの活用で協力会社との連携も強化。
池辺運送様は創業60年を超える大阪に根を張った物流企業です。大阪湾の港に船便で到着したコンテナをトレーラーで配送するドレージ輸送を中心に事業を展開されています。配送先は関西圏内で、主に電池やケミカル製品の原材料など、お客様の事業運営に直結する貨物を輸送しており、長年の経験と実績を基に、安心・安全なサービスを提供されています。
導入の背景(きっかけ)
導入の背景(きっかけ)
お話をお伺いした池辺運送株式会社の
取締役所長 井上 佳典 様
MCA無線機の代替手段としてIP無線機を採用
当社は、これまでは、輸送時のドライバー同士や事務所との通信手段においてMCA無線機(※)を利用しており、遠方や山間部等の不感地域では携帯電話での対応を行っていました。特に大きな不便は感じていなかったのですが、MCA無線機のサービス終了が決定したことから代替手段を検討していたところSoftBankのIP無線機をご紹介いただき、デモ機をお借りしテストを行った結果、「従来の無線機に比べて音質が良いこと」、「位置情報サービスの利便性」に大きな魅力を感じ、導入することにしました。
※MCA無線機:一般財団法人移動無線センターがサービス提供をしている業務用無線。2029年5月31日をもってサービス終了予定。
企業間通信サービスの活用で協力会社との連携強化に期待
今回、無線機を通して他社企業とも個別通話やグループ通話、位置情報の連携が可能な企業間通信サービスの契約も行いました。当社では、ドレージ輸送については定期的に協力会社へ依頼をしているほか、スポット的な配送業務でも自社車両で賄いきれないときは配送業務を依頼することがあります。現状、協力会社とのやりとりは携帯電話を利用し、都度個別で行っているのですが、本サービスを活用することで業務の効率化はもちろん、当社だけでなく協力会社の管理側やドライバー皆さんの負担が減らせると期待しています。
※企業間通信サービスの利用は本サービスの対応無線機間のみとなります。
導入効果
導入効果
通話エリア拡大と音質改善
導入効果としては、携帯電話の回線エリア内であればどこでも通信ができるので、MCA無線機と比べ広範囲での利用ができるようになりました。また音質もクリアになり通話時の声が聞き取りやすくなりました。
GPS機能による業務状況の見える化と安全性向上
最も驚いたのはGPS機能です。最初は特に不要と考えていたのですが、位置情報の精度がよく、更新頻度も高いので、運転状況の把握がしやすく、非常に役に立っています。例えばコンテナヤードが混んでいると道路に並んで順番待ちをするのですが、従来は無線で何台並んでいるかを教えてもらって見込みの待機時間を予想していましたがGPS機能により並んでいる位置からある程度の並び状況が把握できるようになりました。また、車両が向いている方向までわかるので、敷地内にいるときも荷下ろし等をしているのか、駐車しているのかといった状態がドライバーに問い合わせなくてもある程度推測できるようになったのもうれしいですね。無線機での通話を減らせるとドライバーは運転により集中できるようになるので、安全面の向上にもつながっていると思います。
レンタル契約によるコスト管理と事務作業の効率化
今回レンタル契約にした一番の決め手は保守が付いている点です。買取り時のメーカー保証だと通常は1年保証ですが、レンタル契約にすることで、契約期間中は保守サービスを受けられる為、コストが一定額で固定できるので計画が立てやすく、機器故障の度に発生していた事務的な社内手続きがいらなくなり、効率化が図れると思っています。また初期費用が抑えられたのもありがたかったですね。