260MHz帯市町村デジタル移動通信システム
災害発生時の円滑な連携と情報伝達で自治体の防災業務を支援

Overview

システムの概要

移動系と同報系の両方を構築できるハイブリッドな防災行政無線システムです。

ARIB STD-T116規格に準拠した4値FSK方式の市町村向けデジタル移動通信システムです。
移動系利用はもちろんのこと、同報系利用の補完的な運用を行うことができるハイブリッドなシステム構築が可能となっています。

Features

システムの特長

ARIB規格 ARIB STD-T116に準拠

市町村防災行政無線の新しい規格であるARIB STD-T116に準拠したシステムです。

従来方式より安価に構築可能

4値FSK方式を採用し、従来方式に比べて機器の小型化、低コスト化を実現しました。

安心の国内メーカー、国内製造

国内メーカーの機器を採用し、製造、保守メンテナンスも国内で実施しています。緊急性の高いシステムのため、導入後も安心してご利用いただけます。

基地局を経由した広域通信

2周波半複信方式による基地局中継機能を実現しているため、移動局間の基地局を介した広域な通信が可能です。

同報系の補完システムとして

機器ラインナップとして「戸別受信機」「屋外拡声子局」も取り揃えており、同報系の補完として、情報伝達の拡充に貢献します。

不感地域対策

無線システムでは不感地域が発生する場合がありますが、本システムではIPトランシーバーで不感地域をカバーすることができます。
※IPトランシーバーのご利用は地域の総合通信局の指示に従ってください。

System Image

システムイメージ

Case

納入事例のご紹介

京都府宇治田原町 様

京都府宇治田原町様では、これまでアナログ方式の移動無線システムを利用されていましたが、機器の老朽化や新スプリアス規格への対応が必要であったことなどから本システムをご採用いただきました。また、宇治田原町は山間部を有する地形のため、電波環境が厳しいエリアもありましたが、基地局を経由した広域通信が可能な本システムの活用により、町内の広域な範囲で円滑な通信を実現することができました。
機器も従来製品と使い勝手が大きく変わらず、防災活動時の連絡に大きく寄与しています。

<基地局設備>

<移動局設備>

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